仕組みとユーモアのおもちゃ世界には昔から、いろいろな仕掛けを使った道具がありました。
生活のために必要なものや、見て楽しむものなど様々なものがありますが、その殆どはゼンマイやカム、滑車に糸といったシンプルな仕掛けを組み合わせてつくられています。
現代でも様々な機械が発明されていますが、「うごくもの」の仕掛けは古くから変わりません。
それほど完成されたものであるということでしょう。
博物館ではこのシンプルな仕掛けに注目し、ユーモアを与えた「オートマタ」と呼ばれるからくりを多くご紹介しています。
イギリスからブームが起こったオートマタは、今日ではたくさんの作家が作品を発表し、国や世代を超えた様々な人に楽しまれています。
作品に込められた意味を読み解きつつ、仕掛けが絶妙に噛み合わさる様子をお楽しみください。
当館の開館のきっかけとなった加藤裕三・西田明夫、両作家の作品もご覧いただけます。